公益財団法人 農民教育協会 鯉淵学園農業栄養専門学校

学園長室より

鯉淵学園農業栄養専門学校を目指す皆様へ

学園長 島﨑弘幸

皆様には、いつも鯉淵学園のホームページ(HP)を見て頂き、有り難うございます。

現在、当校ではHPだけでなく、オープンキャンパスや、学校見学会を開催して、当学園の様子、学生生活、行事、最近のニュースなどをお知らせしています。本日は、私、学園長からも、簡単に、当学園についてご案内をさせて頂きます。

① 最初に鯉淵学園という校名は、学校の所在地(水戸市鯉淵町)によるものですが、全国から「若鯉が集う淵(若者が集う学校)」の意味も含む名称です。昭和二十年、戦後の日本の食糧難を克服するために、当時の日本政府(農林省)から農業指導者の養成を委託された全国農業会(現在のJA)が高等農業講習所として設立したことに始まります。当初は、学費が無料だったこともあり、全国から農業を目指す若者が集ったと記録されています。今は公益財団法人鯉淵学園(営利を目的としない法人理事会)が運営する私立農業栄養専門学校です。

② 農業(アグリビジネス科)と、栄養士養成(食品栄養科)だけの小さな専門学校ですが、両学科共、文部科学省(文部科学大臣)により「職業実践専門学校」の認定を受けています。この認定に当たっては、当校が、農業、食品関連分野の先端企業様と結びつきが深く、多数の企業様の協力を得て、学生の教育や職業訓練を行っていることを評価されたものです。卒業後の就職についても、求人数は多く、毎年、就職希望者全員の就職が実現していることをお知らせします。

③ アグリビジネス科について

アグリビジネス科には、アグリビジネスコース、畜産コース、国際農業コースという3つの教育コースがあります。本校の特徴の一つは、32ヘクタールにおよぶ広い私有地で、農場(田圃)は一年を通してそれぞれの季節に適した作物が栽培されています。他にも、(有)瑞穂農場(日本一の生乳生産会社)と提携事業による3ヘクタールの畜産農場があります。これらの作物、乳牛の管理は、アグリビジネス科の学生・教員だけでなく、農業技術センターの教職員も担当しており、AI、ドローン、その他、次世代型農業支援ビジネス、実践的なスマート農業を取り入れた教育を行っています。

④ 食品栄養科は、昭和45年に厚生省(現在の厚生労働省)より「栄養士(国家資格)」養成施設として認められ、その後、一貫して卒業後即戦力となる栄養士の養成を目標に教育を行っています。また、当科では教職員が教育・研究チームとキャリア教育チームを組織し、学習と就職活動のサポートに力を入れています。他にも校内レシピコンテストを開催する等、意欲ある学生に自分をアピールできる機会を積極的に設けています。令和3年度卒業生の就職率は100%を達成しました。うち80%が栄養士としての就職で、毎年、高い就職率を維持しています。当科への栄養士の求人数は、定員(40名)の2.7倍に達しており、専門学校卒業の栄養士が社会から求められていることがわかります。本校での栄養士養成課程は50年を経過し、多くの卒業生(栄養士)を輩出してきました。次の50年を見据え、社会から必要とされる栄養士とは何かを見極めながら教育を進めています。

⑤ 皆様の鯉淵学園農業栄養専門学校への進学を、学園長として、心より歓迎いたします。自分に足りない何かを見つけることが鯉淵学園で学ぶ目的です。あなたもこの専門学校で、何かを見つけてみませんか?

学校でこの原稿を書いていたら、アグリビジネス科の2年生が訪ねてくれました。手には自作のメロンを持っていて、試食をさせてくれました。「おいしい」と言うと、とても嬉しそうでした。これも学園長の喜びの一つです。

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